>アイオワさん はじめまして、天翔と申します。この掲示板に寄生している「つっこみ虫」 です(^^; よろしくお願いします。
◆大和VSアイオワ これは艦船ファンの間で延々と繰り返されてきた議論ですね。現実には起 こらなかった状況であるがゆえに、想像もまたかきたてられるものです。
最近アイオワ級が退役したこともあって、船体構造などが少しづつ明らか になってきました。それにつれ「発射速度とレーダー射撃でアイオワ有利」 とする『アイオワ神話』が若干揺らぎつつあります。
そこで、これらを総括して私なりに考察してみました。以下の通りです。
1)主砲攻撃力 大和級は45口径46.0cm、アイオワは50口径40.6cmです。さて、どちらが強 力なのでしょうか。
#全然関係無いですが、砲身長から砲の長さを計算するとそれぞれ46×45= #2070cmと40.6×50=2030cmとなって実は大和の方が長いのです。
それぞれ以下の通りとなります(計算式は省略します)。
・主砲弾1発当たりの運動エネルギー(砲弾一発当りの破壊力) 大和はアイオワ比1.25倍で断然大和有利です。ちなみに長門比で1.46倍に なります。
・艦が一定時間当たり発射できる主砲弾の運動エネルギー(全門斉射時継続 時の破壊力) 上記の数値に主砲の門数と発射速度をかけたものです。これはアイオワが 大和の1.06倍になり、ややアイオワ有利です。
以上より、主砲弾1発当たりでは断然大和有利、一定時間当たりの主砲弾の 投射量ではアイオワがやや有利です。
ただ、実戦時ではカタログ値通りの発射速度はまず維持できません。弾着 照準観測をしながら修正しつつ撃つわけですし、戦闘が長引けば人員の疲労 も考えなければなりません。特に前者の理由から、アイオワの発射速度によ る優位(1.5発/分対2発/分)はほぼなくなると思います。
しかし、日本の製鋼技術が劣っていたことと水中弾道重視の平頭弾のため、 砲弾の貫通力はアメリカに比べて低かったようです。
(続く)
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