戦艦長門が竣工したのは大正9年11月25日ですが、当社がガラス研究を始めたのは大正7年です。従って長門の測距儀に使用された光学ガラスはドイツのショット社のものを使用していたと思われます。当時質、量とも最高・最大の光学用ガラス生産メーカーです。当社では大正12年8月までに硼珪酸クラウンガラス、フリントF2,F3、軽バリウムクラウンの4硝材について350Kるつぼによる大熔解を行い、他の11種についても試験熔解を行いました。昭和8年までには優良な光学ガラス(各種クラウン、フリント)を大量に供給できるようになりました。でもラムネの瓶はちょっと・・・。
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