● いつもあったよ、テレホンカード


これは日本民族の優秀さをあらわすものです、声を大にして言いたいです

東灘区の避難場所であった進学で有名な私立灘高校のグラウンドの門の下にあった公衆電話がこのお話の場所です
これは、覚えておいてください!!
地震のときは電話線が切れて公衆電話は使い物になりません、しかし場所によっては切れてなくて使える電話が何ケ所かありました
このグラウンド横の公衆電話機がまさにその「使える電話機」で、自分の安否を市外に伝えようとする人や、市内の友人家族の安否を確かめようとする人でいつも長蛇の列でした

ここで、わかったこと!!

最初は10円玉、ないしは100円玉は使えます、しかしNTTの人がお金の回収にこないためにしばらくすると硬貨が入らなくなってしまいました、投入口から最後の硬貨の頭が見えてました

つまりテレホンカードしか使えないことに気づいたのです!

しかし、とっさに非難したおりに都合よくテレホンカードなんてみんな持っていません

そこで神戸市民はどういう行動をとったのでしょう?これが質問です

答え

テレホンカードを持っている人は、自分が通話し終えたら、まだ使える自分のカードを電話機の上に置いて立ち去りました、次の人はカードを持っていれば自分のを使います、持っていなかったら上に置いてあるカードを使わせてもらう・・・・・
こういうルールが誰が決めるともなく出来上がっていました
みんな、同じ境遇で、早く安否を知りたい、知らせたい気持ちに変わりはありません
そういう気持ちがみんなに伝播したのでしょう、いつも使えるテレホンカードが電話機の上にあったことを覚えています
決して、それを取ったりする人がいなかったことは、ロスの地震の時に略奪や暴行があったことと比較すると本当に誇らしく思います
暴動や略奪がなかたことはイギリスBBC放送でも、高く評価されていました

有事の際にひとつ心になれる「大和民族」のすばらしさを肌で感じました
 
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