特 別 寄 稿
燃 料 に 関 す る 回 想 木山 正義
この「特別寄稿」は海軍機関学校第40期 木山正義氏が、かって海上幕僚監部において講演された講話の速記録であります。
平成17年2月に出版された木山氏が主催されている「御苑会」の『200回記念講演記録』に収録された「特別寄稿」をこのホームページに再録して、広く多くの方々に読んで頂きたいと思い、木山正義氏のご了承を得て、この「特別寄稿」を載せることになりました。
木山氏は平成19年には98歳になられますが、現在、鞄本化学研究所、御苑会会長等各方面に活躍されておられます。 [角信郎(機51期)記]
木山 正義氏のプロフィル
1910年 熊本県生まれ
熊本県立御船中学校より海軍機関学校へ
1931年 海軍機関学校卒業(機40期)
海軍工機学校、海軍大学校終了
東京帝国大学応用科学科卒業
南方勤務1年を経て
海軍省軍事局に転属、燃料戦備配置を担当、新燃料対策として国内資源(アルコール燃料・松根油)の開発担当
1945年 終戦
終戦直後より、海外引揚者救済を目的として日本燃料株式会社設立、その後関係会社数社を設立し、海外引揚者、戦争遺族の救済に尽力
燃料懇話会を設立、吉田首相に戦後の燃料政策を建言
財団法人水交会設立発起人、1978年より約8年間会長に就任
その他、戦死者特別慰霊会、米内会、御苑会等多数の会の運営に当たる。
燃 料 に 関 す る 回 想
〜 責 任 者 の 判 断 と 決 断 〜
平成11年9月13日 海上幕僚監部における講話より
木山 正義
◇はじめに
◇あ号作戦